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ファーストプライスオークションへの移行の一環として、GoogleはパブリッシャーがGoogle AdXでフロア管理のために使用していた現存の価格設定ルールを廃止し「統一価格設定ルール(Unified Pricing Rules)」に変更します。

この変更は、Googleが近年導入した機能変更の中で最も、パブリッシャーの収益管理および収益化に大きく影響するものです。本記事は、価格設定ルールから統一価格設定ルールへの移行についての解説、及び移行後の収益管理についてのご提案をすることを目的としています。

一般的に言って、統一価格設定ルールは、現存の価格設定ルールと同様に、パブリッシャーの収益を管理するために頼るべき重要なツールです。したがって、統一価格設定ルールは実際には以前とは大きく変わらない「フロア理念」で管理する必要があります。

フロア管理の考え方

パブリッシャーとして主に次の2つの目的のために統一価格設定ルールを使用するべきです:

 

1. インベントリーの価値に基づいて価格を調整 (あなたの強みを最大限に活用します)

一部のディマンドにとって非常に魅力的なオーディエンス/インベントリーがある場合は、それを価格に反映してください。例えば、あなたのインベントリーが「自動車広告主」に高い価値を提供するならば、この広告主に対して御社のインベントリーの価格を上げてください。バイヤーはビッドシェーディングアルゴリズムを起動、または低価格入札を利用するため、この価格調整方法はファーストプライスオークションではとても重要です。

オープンオークションは他のチャンネル(PMP、PG、ダイレクトIO)の中の1つのチャンネルにすぎないことを常に心に留めておいてください。そして、あなたがこれらのチャンネルの各々のディマンドに対して提供する価値/サービスに応じてオープンオークション(すなわち統一価格設定ルール)と他のチャンネルの間で区別された価格を保つようにしてください。(例として、統一価格設定ルールの価格が希望の取引価格を超えないようにしてください)。

2. イールドの最適化:統一価格設定ルールへの移行後も、季節、曜日、アクティブなオープンオークションキャンペーン、ビッドシェーディングなどに基づいて、オープンオークションで最高の収益を生み出すために、統一価格設定ルールでフロアを最適化し変動させる必要があります。 つまり、「トラディッショナル」な収益管理は依然として有用です。詳しくはファーストプライスオークションに関するAdomikホワイトペーパーを参照してください

とは言うものの、現存の価格設定ルールから統一価格設定ルールに移行するのは複雑です。弊社のアドバイスは現存の価格設定ルールから統一価格設定ルールへの「適切に移行すること」から始めることです。

 

統一価格設定ルールの最初のセットを設定する際に適用するべきベストプラクティス

統一価格設定ルールの設定をするために最初にするべきことは御社の既存の価格設定ルールを活用することです。

Googleがファーストプライスオークションに移行すると、バイヤーはセカンドプライスから入札額そのままの額の支払いに変更になり、Googleは独自のビッドシェーディングメカニズムを起動します。その結果、移行後の最初の数週間はバイヤー側にとってはおそらく煩雑な状況になるでしょう。バイヤーは、おそらくCPMとマージンの変更、SSP間のキャンペーン割り当ての変更、SPO戦略への影響等により苦労することになります。

獲得したインプレッション数や、キャンペーンの掲載結果等(クリック率、コンバージョン数等)、パブリッシャー側ですべてのフロアを変更することにした場合、物事はさらに複雑になるでしょう。

これは、バイヤーからの「コントロールできない」入札行動に加わり、何が起こっているのかをパブリッシャー自身で理解することすら難しくするリスクを生み出します。

 

要するに、最初は慎重に、保守的に対応し続けることを推奨します。現存の価格設定ルールのフロア設定に近い内容にするのが良いでしょう。

 

そうなると、最初の統一価格設定ルールを設定するときに考慮すべき問題は、現存の価格設定ルールを統一価格設定ルールに変換する方法です。

 

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